三日正午ごろ、札幌市白石区中央一の一、日本通運札幌警送支店から「一日に現金輸送車が回収した、現金一億千五百万円が盗まれた」と札幌白石署に届け出があった。同署と道警捜査三課は多額現金窃盗事件とみて調べている。道内で発生した現金窃盗事件の被害額としては過去最大規模。
道警によると、現金輸送車は一日午後二時ごろ、日高管内新ひだか町の札幌銀行静内支店で現金約五千二百万円が入った布製のバッグ一個を回収。その後、同日午後四時半ごろ、苫小牧市の北洋銀行苫小牧北支店で約六千三百万円が入ったジュラルミンケースを回収した。
この日はこの二支店を含む金融機関など計二十数カ所で現金を回収し、午後八時ごろ、日通札幌警送支店に戻り、現金を確認した際に、このジュラルミンケースとバッグが無くなっているのに気づいた。
同支店は紛失に気づいた直後に、苫小牧署に拾得物の問い合わせをしたが届け出がなく、二日には回収先の各金融機関などに確認したが見つからなかったため、三日に道警に届け出たという。
道警は現金が無くなっていることや、拾得物の届けがないこと、現金輸送車はドアが閉まると自動的に錠がかかりバッグなどが落ちない仕組みになっていることから、紛失した可能性は低く、盗難事件とみている。
道警や日通によると、現金輸送車には六十代の男性警備員二人が乗り、現金回収の際には一人が輸送車周辺を警戒し、もう一人が現金を受け取って積み込んでおり、特にマニュアル違反はないという。
現金輸送車は側面のドアから積み降ろしをするタイプ。鍵は警備員が持っており錠やドアが壊された形跡はないという。
(北海道新聞より引用)
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